![おもちゃについて考えよう [前編]](/yomimono/sodachi/kdckd1000000qfnc-img/kdckd1000000qfp4.jpg)
おもちゃがあれば子どもは楽しく遊ぶものと思っていたけれど……あらら? 泣いて欲しがった高いおもちゃよりも、ティッシュペーパーを引き出すことに夢中になったり。 家事をしている間だけでも、おもちゃで遊んでくれたら助かるのに、すぐに飽きてまとわりついたり…。 子どもにとっておもちゃの役割とは? 今回は「おもちゃ」をキーワードに、おもちゃだけにとどまらず、子どもの遊びをも視野に入れ、「おもちゃ」について考えてみましょう。
2009/04/24
子どもは、遊びを通して想像力や自主性を育むと同時に、生活習慣やマナー、コミュニケーション能力を身につけていきます。 おもちゃは、その手助けをしてくれるツールのひとつ。 「成長に関わるツールである」という観点で考えると、身のまわりにあるすべてのものが、子どもにとってはおもちゃとなります。
例えば、葉っぱ。 2~3歳ごろになると、あるものを別のものに見立てて遊ぶ「見立て遊び」、何かになったつもりで遊ぶ「ごっこ遊び」ができるようになります。 1枚の葉っぱをお皿にしたり、食べものにしたり、同じ段ボールをバスやおうちにしたりと、子どもは豊かな想像力をふくらませながら、遊びを発展させていきます。
年齢によっては、形のある市販のおもちゃのほうが遊ばせやすいという場合もありますが、「見立て遊び」や
▲子どもにとっては、身のまわりにあるすべてのものが、おもちゃ♪
「ごっこ遊び」ができるようになったら、水や砂など身近にあって、形の変化するものを与えることで、子どもの自由な発想を引き出したり、創造力なども伸ばしていきます。
売られている商品だけではなく、おもちゃを単に「遊ぶもの」というより、もう少し深い意味で、とらえてみませんか?
1歳を過ぎるころになると探究心が芽生え、身のまわりの物に興味を持ち始めます。よく聞くのが、トイレットペーパーやティッシュペーパーをしつこく引き出す、あるいは、タンスを開けて中身をすべて引っぱり出す、といった、親をぐったりさせる行為。 制止しても、おもちゃで誘導しても、なかなか思うようにはいきません。
親にとっては困りものの行動ですが、何かにしつこくこだわる時期というのは、発達段階の重要なポイントであり、だれもが通る道なんです。 それをじっくり見守ることも親の役割のひとつ、と考えましょう。
▲お子さんが自由に遊べる工夫でお互いストレスがなくなります!
例えば、トイレットペーパーであれば、あらかじめ、紙を短くしたものを用意しておく。 ティッシュペーパーであれば、量を少ないものを置いておき、引き出したものを再度入れておき、これを繰り返します。
タンスであれば、貴重品などは子どもの手の届かないところにしまっておき、引き出してもいい服を少しだけ、子どもの手の届く下段に入れておく、などの対策をして、ある程度はお子さんの好きなようにさせてあげましょう。
これらは、満足感が得られれば、いつの間にか自然にやめてしまいます。 なかなか難しいことですが、子どもの好奇心に、大人も気持ちの余裕を持って対応できるとよいですね。
~ ≪ 後編(5月15日更新)につづきます ≫ ~
「助っ人」