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はずんだ会話をしよう

「幼稚園、どうだった?」「今日は保育園で誰と遊んだの?」とあれこれ尋ねても、「別にー」「忘れた…」などと気のない返事ばかり。 かと思えば、家事の最中に子どもから話しかけられ、「あとでね」と答えたら「もういいよ」とふくれてしまったり。 子どもとのコミュニケーションって、なんだか難しい…そんなふうに感じるときありませんか? 今回は、そんな親子の会話がもっとはずむようになる、はぐステ流コミュニケーション術をたっぷり伝授します。

2008/10/24

12回目 はずんだ会話をしよう

子どもの話を聞くときは、どんなことに気をつけたらいいの?
子どもの話したいときに、話したいことをゆっくり聞いてあげて

▲子どもが話かけてきたら耳をかたむけてあげて ▲子どもが話かけてきたら耳をかたむけてあげて  「子どもの話をゆっくり聞く」って、簡単そうでいてなかなかできないこと。

なぜかというと、子どもって、こちらが聞きたいときには話してくれないのに、こちらが忙しいときに限って「聞いて!」とせがむからです。

夕食前など家事で忙しいときに子どもに話しかけられ、つい「今は忙しいから、あとにして!」と思っちゃう、その気持ちもすごくわかります。

でも、子どもの話を聞くときに、一番大切なのはタイミング! 

子どもが話したいときに聞いてあげる、ただそれだけで、子どもの心はかなり満たされるのです。

ですから、もし、子どもが「あのね、今日ね…」と話しかけてきたら、ほんの少しだけ家事の手を止めて、子どもの話に耳を傾けてみてください。もしかしたらそのせいで、夕食が10分遅れるかもしれませんが、その10分で子どもとの距離がぐんと近くなるのだと思って割り切って。

 それから、子どもの話を聞くときは、子どもが「話したい・聞いてほしい」と思うことを、ポジティブに受け止めましょう。 これも大人には案外難しく、ついつい「ダメじゃない」とか、「くだらないわね」などと言ってしまうことも。

でも、そんなふうに頭から否定されると、子どもは「わかってもらえなかった」と感じ、この先、何かトラブルが起こったときにも親に相談しようという気持ちにはならなくなってしまう可能性も。 例え、子どもがしたことが悪いことだったとしても、いきなり叱るのではなく、まずは「へえ、そうなの」「おもしろかったんだ」というように受け止めて。

ケンカをして友だちを泣かせてしまった、などというときも、「泣かせるつもりじゃなかったんだよね」というように、「その子を中心に置く」ような言葉がけを。 自分のしたこと、話したことが認められたと感じれば、注意やアドバイスも素直に聞けるようになりますよ。


子どもがまだ小さくて、どう話しかけたらいいのかわかりません…
子どもの言うこと、指さしたものを、そのまま言ってあげればOK

▲まだ小さくても、言葉はたくさんかけてあげるのが◎ ▲まだ小さくても、言葉はたくさんかけてあげるのが◎  赤ちゃんは、自分に話しかけられる言葉を聞いて言葉を覚えますから、「うちの子はまだ話せないから」などと思わずに、なるべくたくさん言葉をかけてあげましょう。

「赤ちゃんの目を見ながら話す」のがポイント。
というのも、赤ちゃんは黒目の動きに反応するからです。 話す内容は、どんなささいなことでもOK。

オムツを替えるときに、「あらあら、ぬれちゃったねえ。 きれいにしようね」とか、離乳食を食べさせるときに、「おいしいねぇ」とか。

「今日は暑いねえ」 「早く帰ってお風呂に入ろうね」なんていうのでもかまいません。 

喃語を話し始めるくらいの時期だったら、赤ちゃんが「まんまー」と言ったら、「まんまね。 ごはん食べようね」というように、赤ちゃんの言葉を、ただ繰り返すだけでもいいんです。

 もう少し大きくなると、「指さし」が始まります。 子どもは「指さし」をしながら言葉を自分の中にためこんでいくので、子どもが何かを指さしたら、そのたびに「飛行機ね、ぶんぶん飛行機だね」「わんわんね。犬さんいるねえ」というように、ひとつひとつ言葉にして返してあげましょう。

大人はつい、「飛行機って大きいね」とか「犬さん、しっぽをふっているね」なんて説明したくなりますが、ここはぐっとがまん。 よけいな情報を詰め込まずにシンプルな言葉で答えましょう。

 また、いつも子どもと二人きりでは、会話も行き詰まってしまいます。 お母さん自身も友だちとおしゃべりする時間をたくさんもって。 気分もリフレッシュできますし、子どもの目の前で話すことで、子どものお手本にもなりますよ。


自分からあまり話さない子。どうすればいろいろ話してくれる?
無理に聞き出さないこと。言葉だけでなくスキンシップも大切です

▲親子の絆は、ちょっとした普段のふれあいから育っていきます♪ ▲親子の絆は、ちょっとした普段のふれあいから育っていきます♪  子どもは、基本的に「話したがり」なもの。
ただし、大人が聞きたいとき=子どもが話したいときとは限りません。

幼稚園や学校から帰ってきた途端、「今日どうだったの?」「誰と遊んだ?」「楽しかった?」なんて矢継ぎ早に聞いても、答えてくれないことが多いのです。

ですから、「聞き出す」のではなく、子どもが話し始めるのを待ちましょう。 お風呂に入ったりごはんを食べたりして、気分がほぐれてくると、「今日ね…」とぽろりと話し始めることも。 そんなときこそ、ゆっくり、じっくり聞いてあげましょう。

なお、たいていの子は、友だちとケンカをした、先生に叱られたなど、不愉快なことや自分が叱られるようなことはしゃべりません。

でも、それは当たり前のこと。 大人だって、自分の不都合になることは話さないですよね。 親子の会話は事情聴取ではないのですから、何もかも話をさせようと思わないで。 子どもが話したいことを、話したいときに聞いてあげれば、それでいいんです。

 それから、もうひとつ。 子どもって、自分の気持ちを言葉であらわすのにすごく時間がかかるんです。 だから、聞く側がそのペースに合わせてあげて。

きちんと子どもの目を見て、ひとつひとつ「そうなのね、楽しかったんだ」「ふーん、○○ちゃんが泣いちゃったの」というように、ゆっくり聞いてあげれば、「あ、お母さんはちゃんと聞いてくれている。 自分のことをわかってくれているんだ」と感じます。 それが、親を信頼する気持ちにつながっていきます。

 また、言葉だけでなく、子どもが甘えてきたら抱っこしてあげる、お風呂で体を洗ってあげるなどのスキンシップもとても大切。 肌をふれあうことで安心感が生まれ、何でも話し合える関係になりますよ。



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