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ごはんを楽しく食べよう

あれこれ工夫して一生懸命ごはんを作っても、子どもから「いらなーい」と言われたり、ごはんはちょっとしか食べないのに、おやつばかりほしがられたり…「どうして?」と、がっかりしてしまうこと、ありますよね。小さいうちは、小食でも好き嫌いがあっても、1日3回のごはんが楽しく食べられれば、それでOKです。“きちんと”や“しっかり”という言葉はちょっと脇に置いておき、まずは、ごはんをお子さんといっしょに楽しく食べることから始めてみましょう。

2008/08/20

10回目 ごはんを楽しく食べよう

野菜が嫌いで困っちゃう…。
どうすれば食べるの?
親がおいしそうに食べて見せたり、野菜を育てたり、
料理のお手伝いをするなど、子どもの食欲をそそってみましょう

▲無理に食べさせるより、料理を手伝ってもらったりして、「きっかけ」をつくってあげましょう ▲無理に食べさせるより、料理を手伝ってもらったりして、「きっかけ」をつくってあげましょう  2~3歳のころは、まだ、いろいろな味や食感を開拓している時期なので、食べ慣れないものや、クセの強いものは苦手です。

親からすると、「野菜を食べないと栄養がかたよるのでは?」と思うかもしれませんが、すべての野菜を食べられなくても、いくつか食べられるものがあれば、それで充分、と考えましょう。 たいていの場合、大きくなるにつれて少しずつ食べられるようになっていきます。

また、おなかがすいている食事どきに、苦手なものを一番先に出す、というのはいかがでしょう? あるいは、調理する前の素材そのものを見せてあげる。 苦手な野菜(ピーマンやトマトなど)を実際に栽培してみる。
野菜の皮をむいたりちぎったりするのを手伝ってもらう、なども効果的ですよ。

小さい時期は、きらいなものを無理に食べさせることよりも、子どもが自分から食べられるようになるまで待ってみましょう。 完全に遠ざけると、ますます食べる機会はなくなりますので、ときどきは食卓に出して、お父さんやお母さんがおいしそうに食べて見せるなど、「ちょっと食べてみようかな・・・」という気にさせる“きっかけ”を作ってみるのもいいでしょう。 そして、ほんのひと口でも食べられたら、すかさず「食べられたね! すごいね!」とほめましょう。 一度食べられれば自信もつきますので、さらにもうちょっと食べられる可能性も増えていくでしょう。

あそび食べが激しくて大変・・・
どうして座って食べてくれないの?
もしかしたら、おなかがすいていないのかも?
あそびと睡眠をたっぷりとって、おなかをすかせた状態に

▲たっぷりあそんで、おなかがペコペコなら、しっかり食事に集中できますよ ▲たっぷりあそんで、おなかがペコペコなら、しっかり食事に集中できますよ  ちょっと食べると、すぐあそび始めてしまい、食事を下げると、あとから「やっぱり食べるー」・・・なんていうこと、ありませんか? つい「ちゃんと食べて!」と叱りたくなりますが、 もしかしたら、子どもはおなかがすいていないのかもしれません。

今現在の生活スタイルを振り返ってみましょう。 
1日3回のごはんタイム。食事の間隔は、あいていますか?
おやつを何度も与えていませんか?

食事と食事の間を4時間ほどあけてみましょう。 また、睡眠不足や、昼間のあそびが充分でないと、おなかがすかないこともあります。 他にも、食事のしたくをしているときに、「おなかすいたー!」と子どもが騒ぎ、「これでも食べていなさい」と、ついお菓子をあげてしまったり、子どもだけ先にちょこっとだけ食べさせたり…そんなことはありませんか?

子どもの「おなかすいたー!」「ごはん、まだー?」は、ごはんをおいしく食べられる状態になっているサイン! 間が持てないようであれば、「お箸を並べてくれる?」とお手伝いをお願いしたり、「ほら、もうちょっとでできるよ~」と鍋の中をのぞかせてみたり、においをかがせみてはいかがでしょう? 「ごはんを楽しみに待つ」時間があることで、食事への意欲はグンとアップします。

あそび食べが激しい場合は、席を立ったときに、「もう食べないの?」と聞いて、「食べない」と答えたら、食事を下げましょう。 あとから「やっぱり食べる」と言われても、ぐっとがまんして出さないようにしてみましょう。 これを1週間も続ければ、 “すわって食べないと次の食事まで食べられない”ということがわかり、あそび食べもおさまっていくでしょう。


朝はあわただしくてシリアルが精いっぱい。
もう一品プラスしたいけれど…
前日の残り物をアレンジしたり、
みそ汁や納豆を具だくさんにするのも◎!

▲ちょっと工夫するだけで、こころもおなかも満足! ▲ちょっと工夫するだけで、こころもおなかも満足!  朝ごはんは、午前中の活動のエネルギー源と言われます。 朝ごはんを食べないと、あそびや勉強に力が入らない→昼もおなかがすかない→夜も眠くならない…という悪循環に陥りがちです。

頭ではわかっているものの、子どもが小さいうちは何かとやることも多く、特に朝はあわただしいですよね。 まずは「朝ごはんを必ず食べる」ことから始めてみましょう。 最初は、シリアルだけ、あるいは、ごはんに納豆、みそ汁だけでも構いません。

朝ごはんを食べることが習慣になったら、前日の夕飯のおかずをアレンジしてみてはいかがでしょう?
例えば、前日のシチューが残っていたら、そこにごはんを入れて温め、リゾット風に。 ほうれん草のおひたしに卵を割り入れてチーズを散らし、トースターで焼けば、おしゃれなココットに。 おかずがなければ、納豆やみそ汁を「具だくさん」にしてみましょう。

納豆にシラス干しと刻んだ野菜、のりなどを加える「具だくさん納豆」。 みそ汁も残っている野菜、豆腐、卵、ふえるわかめなどを入れて「具だくさん汁」にする… これなら、見た目も栄養もグンとアップするうえ、冷蔵庫の整理にもなって一石二鳥です。

そして、何より大切なのは、子どもだけで食べさせるのではなく、お母さん、あるいはお父さん(できれば家族みんな)が、 “子どもといっしょにすわって食べる”ことに気をつけてみましょう。 家族そろってのごはんタイムは、子どもにとって、体の成長だけでなく、心の成長にもつながる大切な栄養源なのです。


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