
昔から、「寝る子は育つ」「早寝早起きは三文の徳」などと言われていますが、眠りは子どもの成長を支えるエネルギー源!十分な睡眠が眠れないと、体や脳の発達にも悪影響を及ぼすとも言われています。そこで今回は、子どもの「よい眠り」をサポートするためのとっておきヒントを伝授します。ぐっすり眠ってスッキリ起きられるようになれば、「おはよう!」から始まる1日がもっともっと楽しくなりますよ。
2008/07/23
▲よい眠りのためには、昼間に頭と体を使って、たっぷりあそぶことが大切です
夜、早く寝かせるためには、昼間、たっぷり遊ばせるのが一番! 鬼ごっこやかくれんぼなど、子どもが自ら考えたり、工夫するあそびをたくさんさせてみましょう。体だけでなく、頭も使うことがポイント。頭を使って脳をたくさん刺激することで、全身が心地よく疲れて、すんなり眠りにつけるようになりますよ。
また、「ちっとも寝てくれない」「寝かしつけに時間がかかって大変…」という方は、寝るまでの過ごし方をちょっと見直してみましょう。例えば、子どもが好きなテレビやゲームは、寝る直前に見ると興奮して眠りに入りにくくなります。
寝る時刻の1時間前には終わらせるよう、気をつけましょう。テレビを消したあとは、ゆったり絵本を読んだりお話をしたりして、少しずつ「眠りモード」にスイッチを切り替えていきましょう。そして、寝る時刻になったら電気を消して布団の中へ。
すぐに寝られないようなら、しばらく添い寝をしたり、お子さんの体をやさしくトントンしてみましょう。子どもにとって、眠りに入るときというのは、とても心細く不安なもの。お父さんやお母さんがいっしょにいてくれることが、何よりの「安眠の素」なのです。とはいえ、大人もかたづけたい家事や見たいテレビ番組があったりすると、「いい加減、早く寝てよ~」とイライラしがち。子どもは親の気持ちに敏感で、親が言葉で言わなくとも感じとったりします。「家事なんて明日でもいいか」「テレビは録画してあとで見ればいいや」など、大人がゆったり構えていると、子どもはすんなり眠りにつけることもあります。
▲ふれあいタイムを朝にすることで、早寝早起きの習慣もつきますよ
「遅く寝ても、睡眠時間さえ十分にとっていれば平気よね」と思うかもしれませんが、「遅く寝て遅く起きる」ライフスタイルは、大人にとっては平気なことでも、成長途中の子どもの体にとっては大きな負担となります。
そもそも人間の体は、夜は暗い場所で眠り、朝の光を浴びて起きることで、正常なリズムを刻むようにできていますが、夜更かしして、いつまでも明るい光を浴びていると、正常なリズムが狂ってしまいます。
そのうえ、昨日の夜、寝るのが遅かったから・・・とお昼近くまで寝かせてしまうと、朝の光を浴びてリセットされるはずの体内時計がリセットされず、睡眠や体温などのリズムがどんどんずれこんでいきます。さらに、夜しっかり眠らないと、脳や体の成長を促す成長ホルモンが十分に分泌されず、子どもの発達にも影響が出てしまいます。
つまり、夜型生活は子どもにとって、よいことではないのです。
忙しいお父さんやお母さんにとって、子どもとふれあえる時間はとても貴重です。そこで思い切って、大切なふれあいタイムを、夜ではなく朝に変えてみませんか? 朝、少し早起きをしてお子さんといっしょにお散歩に出かけてみましょう。近所をひとまわりして帰ってくるだけでも十分です。スッキリ目が覚め、おなかもすいて朝ごはんもおいしく食べられますし、午前中のあそびも集中力バッチリ!お子さんとあそぶ時間を朝にシフトするだけでTotalの睡眠時間は変わりません。
朝、起こしてもなかなか起きられない場合は、カーテンを開けて太陽の明るい光をとりこみ、窓を開けて外の風を部屋に入れましょう。光を浴びれば、体も脳も自然に目覚めます。夜更かしのクセがついてしまったお子さんでも、しばらくがんばって早起きを続けていれば、必然的に眠くなる時間が早まっていき、無理なく「早寝早起き」のライフスタイルに戻すことができますよ。
▲夕方のお昼寝はタイミングよく起こしてあげましょう
昼寝をいやがるので寝かせないでいたら、夕方寝てしまった…そんなとき、起こしていいものかどうか迷ってしまいますよね。「ぐっすり眠っているから、起こしたらかわいそう」とか「このまま朝まで続けて寝るなら、起こさないほうがいいかも」なんて思うかもしれません。
でも、夕方から眠ってしまったら、具合いが悪いなど、よほどのことがない限り、朝まで眠り続けることはありません。それどころか、うっかりここで長く寝かせてしまうと、夜になってから眠れなくなってしまいます。日中や夕方の昼寝は、1時間~1時間半ほど経ったら起こしてOK。
ただし、眠りが深いときに起こすと、寝起きも悪く機嫌回復に時間がかかってしまいます。子どもの様子をよく観察し、寝返りをうったり体を動かしたりしたときがチャンス! 体が動く=眠りが浅くなっている証拠なので、そのときに声をかければスムーズに起きられますよ。
なお、お子さんによって個人差はありますが、昼寝を必要とするのは3~4歳くらいまでです。5~6歳さんくらいになれば、昼寝をしなくても夜までもつことが増えていきます。
「助っ人」