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育ちのきっかけ

楽しく歯みがきしよう [前編]

歯が生えそろってくると、気になるのが『虫歯』のこと。 “虫歯にならないよう、ちゃんとみがいてあげたい”と思うのが親心。それなのに、歯ブラシを見ただけで「イヤー!」と大泣き…もちろん、歯みがきは虫歯予防のために欠かせないもの。でも、歯みがき=親子バトルの時間になってしまうのは悲しいですよね。そこで今回[前編]は、歯みがきタイムが楽しくなるコツを伝授します。「イヤ!」が「楽しい♪」に変われば、歯みがきへの意欲だってグーンとアップ!

2008/05/26

7回目 楽しく歯みがきしよう[前編]

泣きわめくのを押さえつけて無理矢理みがいているので、 親も子もへとへとです…
小さいうちから口の中やまわりをさわり慣れていないと嫌がることも。
仕上げみがきを休んで、自由にみがかせるのもひとつの手

▲仕上げみがきを嫌がるお子さんには自由にみがかせて、歯みがき=楽しい!いう感覚を ▲仕上げみがきを嫌がるお子さんには自由にみがかせて、歯みがき=楽しい!いう感覚を  子どもが嫌がって泣いたり暴れたりしているのを押さえつけて無理矢理みがくというのは、『歯みがき=イヤなもの』というイメージをますますふくらませてしまうだけです。ですから、『無理じい』はやめましょう。親がゆったりした気持ちでやることが、まずは大切かもしれません。

自分でみがくのは嫌がらないのに、仕上げみがきは断固拒否! そんなときは、仕上げみがきをしばらくお休みして、子どもに歯ブラシを持たせ、好きなようにみがかせてみてはいかがでしょう? みがき終わったら、鏡を持たせていっしょにチェック! 多少みがき残しがあっても、「どれどれ? きれいにみがけているね!」と『自分でみがけた』ことをほめてあげましょう。親がみがいているところを見せてあげたり、逆に、親の歯を子どもに『仕上げみがき』してもらうのもおすすめです。自分でみがくことが楽しくなれば、歯みがきへの抵抗感は薄れ、やる気もアップしますよ。  

歯みがきが好きになるかどうかの分かれ目は、およそ2歳ごろ。この時期に歯みがきが好きになっていれば、このあとはぐんとスムーズになります。歯が生え始めたくらいの小さいうちから、食事のあとにガーゼで歯をぬぐったり、口のまわりを拭いたりして、口のまわりや中をさわられることに慣らしておくことが大切です。まずは、ほっぺを両手で包んであげたり、くちびるをなでたり、スキンシップから始めてみてはいかがでしょうか。

食事やおやつのあとは必ずみがかなきゃダメ?
夜は唾液が出にくく虫歯になりやすいので必ずみがきましょう
日中、食べたあとにはお茶(無糖)や白湯を飲む習慣を

 もちろん、毎食後にみがいたほうがいいに決まっていますが、それほど神経質にならなくても大丈夫です。というのも、口の中には唾液が分泌されていて、この唾液が食べかすを洗い流し、歯が溶けるのを防いでくれているからです。ただし、夜、眠っている間は唾液があまり出ませんから、夜寝る前には必ずみがきましょう。

また、歯みがきにばかり神経をとがらせるのではなく、食生活そのものにも目を向けてみましょう。例えば、甘いものを食べると虫歯になりやすいと思われがちですが、大切なのは『甘いかどうか』より、その食べ方です。1日に何度もおやつを食べさせたり、子どもが「おなかすいたー」と騒ぐとついお菓子を渡してしまう…それでは、口の中にいつも食べ物が入っている状態になり、虫歯菌の働きを促進させることになってしまいます。あめやガムのように、長い時間、口の中に食べ物が入っているのも同じことです。おやつは1日1回、きちんと時間を決めて食べ、食べ終わったらお茶(無糖)か白湯を飲む、という習慣をつけるようにすれば、虫歯になる危険性はグンと低くなりますよ。

仕上げみがきって、何歳くらいまでしてあげるべき?
仕上げみがきは貴重なふれあいタイム♪
もう自分でできるという年齢でも、してあげることが心の栄養に

▲歯みがきタイムはふれあいタイム! ▲歯みがきタイムはふれあいタイム!  小学校に入学するころには、子どももみがくのが上手になり、仕上げみがきもそれほど丹念にしなくても大丈夫という状態になるでしょう。また、親としても“そろそろひとりでみがいてほしいな”と思うかもしれません。でも、ちょっと待って。仕上げみがきは、単なる『歯みがきチェック』だけでなく、親と子がふれあえる貴重なスキンシップタイムでもあるんです。4~5歳くらいになると、体が大きくなって抱っこする機会も少なくなり、うっかりしていると子どもと肌を接することなく1日が終わってしまうことも。夕食後にゆったりと、お母さん(お父さん)と子どもが顔をつき合わせ、からだをくっつけ合いながら仕上げみがきをしてもらう…たとえたった5分でも、その時間はお子さんにとってとてもうれしいものです。

 子どもが小さいうちは、お子さんに好きな曲をリクエストしてもらい、親はそれを歌いながらみがいてみる、なんていうのはいかがでしょう。曲が終わるまでゆっくりつき合ってあげられますし、「今日は何の歌にしようかな」と考えるのも、子どもにとっては楽しいもの。お子さんのぬくもりを感じながら仕上げみがきをしてあげる時間は、親にとってもきっとかけがえのないものになりますよ。


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