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第7回 子育ても仕事も人生すべてを楽しむハッピーなパパを増やすために [後編]

2008/05/07

子育ても仕事も人生すべてを楽しむ
   ハッピーなパパを増やすために  [後編]

子育てへの関心が薄いパパを子煩悩に変身させるには!?
今、ひとりで子どもを抱えて悩んでいるママたちと、現状に疑問を
感じてもなかなか変われないパパたちにメッセージをお願いします
毎日の生活に負担を感じ、夫を子煩悩パパに変身させたいなら

パパ自らが内発的に育児を楽しむようにならないと意味がないから、やっぱり当事者意識を持ってもらうことですね。そのためには寛容にコミュニケーションを計ることが大事。

毎日遅く帰ってきても、いきなり「何で早く帰ってこられないの?」という前に「ご苦労様」と言ってから文句を言う。タイミングが合わない時は手紙やメールを書けば、自分の気持ちも整理できます。後はいっしょに育てざるを得ない環境を作るために、専業主婦なら働くという手もあるのでは?

今、父親ひとりの給料で一家を養うことは難しいし、母親ひとりが育児をやるのも難しい。だったらふたりで稼いでちょっとリッチになって、育児も家事も分担したほうがトータルで見たらラクなんです。自分がやりたいことの発見にも繋がるし、心が満たされない中で、父親だけに何かを求めるのはちょっと違うと思うんですよね。まずはママ自身も子育てを楽しんで、どうすれば自分の人生がハッピーになるかをいつも考えることが僕は大事だと思う。

子どもの目から見た“かっこいいパパ”であるために

▲仕事の名刺以外にPTA会長の名刺も持つ。今年度からの続投も決まり、卒業式ではギターを抱えて祝辞の代わりに歌を贈った ▲仕事の名刺以外にPTA会長の名刺も持つ。今年度からの続投も決まり、卒業式ではギターを抱えて祝辞の代わりに歌を贈った ところで僕の評価基準は、
何事も“かっこいいか、かっこ悪いか”。

たえず客観的に見ているもうひとりの自分がいて、例えば「育児や家事から逃げるのはかっこ悪いぞ、ロックしてないよね」と言うんですよ。じゃあどうすればかっこよくモテるのか、常に考えるわけです(笑)。

パパたちが自分なりのかっこよさを追求することなく、通勤電車でよく見かける、亡霊のような冴えない顔をしていたら、子どもにとってもよくないと思う。自分の仕事を肯定できるように人生を“編集”していますか?能力をもっと活かせる場所があるはずなのにレーダーを閉じているんじゃないの?って思う。

ちょっとした意識の入れ替えやこれまでとは違うアクションをすれば、誰だって仕事も育児も楽して輝けると僕は思うけれど、逆に、諦めて自分で1㎜も動かない人は、どんどんかっこ悪くなっていくと思うんですよ。

3月に出版された父親の育児を説いた著書のおすすめポイントとともに、
パパの読み聞かせプロジェクトとしてボランティア活動されて
いらっしゃる安藤さんならではのおすすめ絵本と、絵本の楽しみ方に
ついてお聞きしました。
子育てが与えてくれる豊かさに気づいた人がハッピーになれる

はぐステ読者のみなさんに特に読んでもらいたいのは、「ママとのハッピーな関係を築こう」という第四章。

子どもを産み育てることが損だという今の風潮の中で、子育てのメリットや豊かさを伝えたかったんです。パパママに限らず、気づいた人だけがハッピーを味わえる本です。



NHK出版 生活人新書248
『パパの極意 仕事も育児も楽しむ生き方』
定価:735円(本体700円)
発売:2008年3月8日


「パパ’s絵本プロジェクト」メンバーである安藤さんイチオシのおすすめ絵本を教えてください。

■絵本の読み聞かせが恥ずかしくてできない、初心者のパパ向け絵本を教えてください
 クイズ選択形式の『ねえ、どれがいい?』。この本は読むプレッシャーがなく、子どもと会話を楽しむだけでいい。「絶対どれかを選ばなきゃいけないんだよ」と言ってしばりをかけると、真剣に悩む子どもの姿がかわいいんですよ。絵本はコミュニケーションツールなので、頭から終わりまで読まなくても、言葉のキャッチボールができればいいんです。

■とにかく時間のないファミリー向けに、読む時間の短い絵本を教えてください
 『へんしんマラソン』がいいですね。主人公たちがずっと走っていて文字が少ないですから(笑)。
へんしんシリーズは他にもいろいろあります。

■読めば大反響!の子ども達にこれはウケる!という絵本を教えてください
 これはもう『うんちっち』でしょう。全国共通!

■安藤流、絵本の読み聞かせのコツを教えてください
 「しつけに役立てよう」とか、大人のよからぬ意図をもって、読み聞かせようとしないことですね。子どもは正直なので、退屈な場所からは逃げていきます。とにかく読み手の自分が楽しむことが大切。そのためには面白いと思う本を選ぶことから始めれば、読む時にちゃんと“自分の声”になるので、その場がエンターテインメント化して子どもが飽きないですよ。

最後に、先日ファザーリング・ジャパン(FJ)主催で行われた第一回「子育てパパ力検定(パパ検)」への反響、及び、今後の活動について教えていただけますか?

父親が育児を楽しむきっかけをつくるのが「パパ検」。イベント一回目で申込数が1,100名というのはそれなりの手応えがあったと思うし、100社を越えるメディアでの紹介は“打ち上げ花火”としてはよかったと思います。二回目以降も細々とでも続けたいですね。

これからの活動は、まず絵本ナビとのコラボで、毎月2冊の絵本を父親の職場に届ける定期配本サービスをやります。5月には社員ミュージシャンによる“お父さんソング”の音楽配信事業。9月くらいにプレパパ向けの父親学校を短期合宿の形で行います。こうした「ファザーリング事業」では、今後もエッジのきいたコンテンツをたくさん繰り出していくので、期待してください。

徒党を組むのが嫌いな僕にとって、FJやパパ友はいわば「オーシャンズ13」なんです。ミッションがあると集まってドカーンと花火を打ち上げ、悪い奴をやっつけてまた去っていく。お互いのスキルを生かしてみんながハッピーになり、ハイタッチして美味いビールを一杯飲んで帰ればいいじゃんって(笑)。

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